葉三ちゃん ~隔離&逃亡~
癒し度・・・★
保護6日目、逃亡した。 感染している可能性を拭い去れない一ヶ月間、十葉ちゃん毛葉くんと葉三ちゃんは隔離しなければいけない。 糞便、唾液から感染する。 グルーミングでもされたら最悪だ。 トイレを分け、水、ご飯を分け、生活する部屋も分けた。 リビングで葉三ちゃんにかまっていると、廊下で毛葉くんが「にゃ~、にゃ~」鳴く。 「開けてにゃ~、入れてにゃ~。」 爪を立ててドアをかりかり掻いている。 毛葉くんはまだ1歳になったばかり。甘えたい盛りでもある。 ・・・心が痛む。 「ごめんね、毛葉くん。ちょっと待っててね。」 でも、葉三ちゃんに 「この家は安全。人も安全。」 ということを教えなければいけない。 時間があれば話しかけたり撫でたりして愛情を注いだ。 保護して6日目、昼休みに帰宅した際、外の風にあたらせてあげようと、リビングの吐き出し窓を網戸にした。 気づくと、ちょうど猫1匹通れるくらい網戸が開いていた。 「いない!葉三ちゃんがいない!」 逃げられた・・・ 自分で網戸を開けるなんて! 午後から仕事を休み、ご近所を捜索したけど見つからない。 元は野良猫、お外に出れた喜びでどこに行ったかわからない。 貼り紙を作り、コンビニとペットショップに貼っていただいた。 半ば諦めた。 数日しか過ごしていない家、しかも家の周辺は全く知らない。 帰って来れるとは思えない。 でも、元いた生活場所にも戻れないはず。 なぜなら、保護した場所は大きな道路を隔てて1km以上離れている。 逃亡したものの、このエリアで野良として生きていけるのか? なんとかして戻って来てくれないものか。 逃亡した窓の下にご飯を仕掛けた。 夜7時ごろ、庭に出てみると、「あっ、いた!」 近づいて捕獲しようとしたものの、駿足で逃げられた。 まともに向かって行っては絶対に掴めない。 その後、部屋の中から何度も庭に目をやった。 夜9時半、「あ、また来た!」 猫用ジャーキーを放り投げた。 「食べた!これはいけるかも・・・」 今度はジャーキーを手に持って差し出した。 余程お腹が空いているのか、近づいて来た。 部屋から庭側へ身を乗り出して捕獲成功! 「やった~。おかえり~」 9時間に及ぶ事件だった。 【保護12日目】
by towa-sco
| 2011-04-24 01:15
| 猫
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